ファシリテーションの役割は司会進行だけではない
ファシリテーションの役割は広くて大きい
「ファシリテーションって司会・進行のことでしょ?」
こんな風に聴かれることがある。
確かに間違いではない。
司会進行も、ファシリテーターが、
時と場合によって担う重要な役割である。
司会進行というとどのようなイメージだろうか。
決まったプログラムがあって、
時間通りにその流れを動かしていく。
時間が来れば終わり。
例えばこんな感じだろうか。
しかしファシリテーターの真の役割は、
決してここにとどまらない。
ファシリテーションは相互作用を生み出す
ファシリテーションは、必ず集団の中で機能する。
ファシリテーターが活躍するためには、
場所があって、
空間があって、
人が複数いる。
例えば会議、
あるいは研修・セミナー、
勉強会、
場合によっては講演、
それらの中で、ファシリテーターは存在しうる。
ファシリテーションはによって起きる特別なこと
ただの進行役ではない。
ファシリテーターの存在によって、
必ず何らかの相互作用が生まれる。
もともとファシリテーターがいるような場面というのは、
そこに集団があるわけだから、
ファシリテーターがいなかったとしても、
相互作用は生まれるではないかと思われるかもしれない。
しかし、メンバー任せで場が流れていくのでは、
真のファシリテーションということはできない。
ファシリテーターがいなければ起こらなかったであろうこと、
そしてその集団にとって必要なことや望ましいことが、
その場に起きていくのがファシリテーションだ。
ファシリテーションで起きる化学反応
ファシリテーターは確実に、
集団の議論を活発にする。
普段は発言しない人が発言をする。
わかったフリを許さない。
発言を深堀りする。
遠慮をさせない。
しゃべりすぎる人を黙らせる。
その結果、
通常では起きなかったような連鎖が起きていく。
例えば、
普段は発言しないような人のひとつの発言によって、
今まではなされなかったような発言の連鎖や、
新たな発見が起こり、
その集団にとって画期的なアイデアや行動プランが生まれるということは、
真のファシリテーションの下でたくさん起こることだ。
それまではなかったような、
人と人との化学反応を起こす存在、
それがファシリテーションだ。
ファシリテーションによって深まる相互理解
ファシリテーションによって、
それまでは議論しなかったことが議論されるようになる。
議論の広さと深さの範囲が明らかに変わる。
発言者本人も、
自分では気づいていなかったような自分の考えにたどり着く。
そして同時に、
他メンバーの新たな理解も起こる。
「自分ってこんなこと考えていたんだ…」
「あの人の言っていた真意ってこういうことだったんだ…」
「こんなにも思いを持って仕事をしていたんだ…」
例えばこんなこと。
ファシリテーションはただの司会進行ではない。
それも役割のひとつだけれど…、
そこで終わらせては非常にもったいない道具の一つであろう。
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